文書の表示以前のリビジョンバックリンク文書の先頭へ この文書は読取専用です。文書のソースを閲覧することは可能ですが、変更はできません。もし変更したい場合は管理者に連絡してください。 ~~NOTOC~~ [[top|トップ]] / [[ot_top|その他の作品]] / [[ot_top#読切作品・短編|読切作品・短編]] == [そーじの時間] 桜井のりお先生の読み切り漫画『そーじの時間』について == {{htmlmetatags>metatag-description=あらすじ:第58回[[wpjp>赤塚賞]]佳作受賞作。週刊少年ジャンプ2003年28号に読切作品として掲載された、のりお先生の商業デビュー作。とある小学校の3年2組の掃除の風景を描いたドタバタ劇で、特定の主人公はいない。台詞が一切ない完全なサイレント作品というのが大きな特徴となっている。小学校が舞台であること、また絵柄や容赦ないバイオレンスな作風などは、のちの『子供学級』のそれに近しい。1~2ページで場面が切り替わっていくスタイルとなっており、扉絵にも出てきた坊主頭の男子、窓拭きをしていたメガネ女子、廊下で雑巾がけしていた男子ふたり、黒板消しをはたいていた女子、ちりとりでゴミ集めしていたポニテ女子、机を運んでいた男子らがそれぞれのシーンで入れ替わり主役となる形。そして彼らのほとんどが酷い目に遭っている。}} <WRAP header-episode> ====== そーじの時間 ====== </WRAP> <WRAP contents-main> <WRAP left column> === あらすじ === <WRAP item-box> 第58回[[wpjp>赤塚賞]]佳作受賞作。週刊少年ジャンプ2003年28号に読切作品として掲載された、のりお先生の商業デビュー作。\\ とある小学校の3年2組の掃除の風景を描いたドタバタ劇で、特定の主人公はいない。台詞が一切ない完全なサイレント作品というのが大きな特徴となっている。小学校が舞台であること、また絵柄や容赦ないバイオレンスな作風などは、のちの『[[kg_top|子供学級]]』のそれに近しい。\\ 1~2ページで場面が切り替わっていくスタイルとなっており、扉絵にも出てきた坊主頭の男子、窓拭きをしていたメガネ女子、廊下で雑巾がけしていた男子ふたり、黒板消しをはたいていた女子、ちりとりでゴミ集めしていたポニテ女子、机を運んでいた男子らがそれぞれのシーンで入れ替わり主役となる形。そして彼らのほとんどが酷い目に遭っている。 </WRAP> === 構成 === <WRAP item-title>アオリ文</WRAP> <box 99% round #EDF2F4> 楽しい給食の後はそーじの時間。とある3年2組では…? </box> <WRAP item-title>オクリ文</WRAP> <box 99% round #EDF2F4> あらゆる困難を乗りこえ磨きあげられた教室がっ!! 今、バラバラだった3年2組が1つに!!! </box> <WRAP item-title>作者コメント①</WRAP> <box 99% round #EDF2F4> はじめまして。作者です。こういうギャグマンガは新鮮かと思う人もいるかもしれませんが、これがギャグの元祖です。これからも動きで笑えるギャグマンガを目指していきたいと思います。 </box> <WRAP item-title>作者コメント②</WRAP> <box 99% round #EDF2F4> 不平、不満、愚痴、どしどしお待ちしています。でも、なにぶん高校生なのでお手柔らかに。まあ読んで頂ければ、それでいいや。 </box> === 赤塚賞 審査員講評 === <WRAP item-box> 第58回赤塚賞における各審査員による講評。 <box 99% round #EDF2F4> 味のある絵と内容のエグ味のギャップが魅力!! </box> [[wpjp>澤井啓夫]]先生 (『ボボボーボ・ボーボボ』) <box 99% round #EDF2F4>絵が上手だし、作中の雰囲気もいいのだが、既存の漫画から抜け出ていない。ここからどう自分なりのオリジナリティを出せるかが勝負だと思う。</box> [[wpjp>うすた京介]]先生 (『すごいよ!!マサルさん』『ピューと吹く!ジャガー』) <box 99% round #EDF2F4>難しいサイレントに挑戦したけど、やはり難しかったという感じ。絵柄のかわいさで毒気が薄くなっているのは好みだからいいけど、もう少しテンポが良いと面白さも増すのでは。</box> [[wpjp>増田こうすけ]]先生 (『ギャグマンガ日和』) <box 99% round #EDF2F4>絵は味があるし、この絵で結構エグかったりする所が面白い。この歳で、この完成度はすごいといえるかも。</box> 近藤裕 (月刊少年ジャンプ編集長) <box 99% round #EDF2F4>ある種のスプラッターギャグ(血が出すぎ)。ただ、視点は完全に大人の視点。出てくるキャラクターが、「大人から見た子供像」のように見える。</box> [[wpjp>茨木政彦]] (週刊少年ジャンプ編集長) <box 99% round #EDF2F4>笑えるギャグは少ないけれども、かわいらしい話を買う。ここから、読者に強烈に「見たい!!」と思わせるキャラ・話を作っていけるかどうかが将来の分かれ目。</box> 編集部から 桜井のりお先生のココがオススメ!! <box 99% round #EDF2F4>偉大な喜劇俳優、チャールズ・チャップリンは英語の通じない聴衆のために、あのオーバーアクションの笑いを生涯追求したという…まず「見ただけで笑える」、これが子供達を笑わせるための必要条件です。桜井先生はナチュラルにそれを理解しています。次回作も大期待なのですッ!!</box> </WRAP> === ピップアップ === <WRAP item-title>掲載の経緯について</WRAP> <WRAP item-text> 当時人気漫画『[[wpjp>ROOKIES]]』を連載中だった[[wpjp>森田まさのり]]先生がこの時期体調を崩していたため何度か休載があり、前号27号~35号までの間も連続休載となっていた。そのためこの期間は読切作品が何本か代原として掲載されており、本作もその一環で誌面を飾ることになったようである。なおアンケート結果は20作中14位((この時の週刊少年ジャンプの連載作品については、[[https://www.jajanken.net/issues/2003-06-23|こちら]]のサイトを参照。))。\\ <wrap arrow></wrap>参考画像:[[https://www.mandarake.co.jp/information/2009/03/25/12cmp02/index.html|まんだらけ]] </WRAP> <WRAP item-title>のりお先生の自評</WRAP> <WRAP item-text> のりお先生の商業デビュー作として知られる本作。しかし先生ご本人にとっては必ずしも満足な出来ではなかったよう。かつて存在したのりお先生のホームページ「のりぺぃじ(http://www.geocities.jp/ageodai2/)」における自己評価は「読み切り史上一の駄作」「サイレントをやってみたら見事失敗」「ダメもとで出したもの」と散々なものだった。 </WRAP> === 関連項目 === <WRAP item-title>[[ot_ep_kochi_koumon|こちら彼女、校門前。]]</WRAP> <WRAP item-text> こちらもほぼサイレント作。「そーじの時間」より全然好きとの自己評価。 </WRAP> <WRAP item-title>[[md_ep_033|33卵性「無口な呪文は天然温泉」]]・[[md_ep_262|262卵性「そわそわ帝国」]]</WRAP> <WRAP item-text> 『[[md_top|みつどもえ]]』におけるサイレント回。 </WRAP> </WRAP> <WRAP column right 350px> |< 100% 100px - >| ^{{fa>bookmark?&fw}} 分類^^ |作品名|[[ot_top|その他の作品]]| |カテゴリ|[[ot_top#読切作品・短編|読切作品・短編]]| |< 100% 110px - >| ^{{fa>book?&fw}} 作品データ^^ |タイトル|<WRAP subtitle-ruby>そーじのじかん</WRAP><WRAP subtitle>そーじの時間</WRAP>| |掲載号|<html>週刊少年ジャンプ<br>2003年28号 (2003.06.09)</html>| |収録巻|未収録| |ページ数|19| |前作品|---| |次作品|[[ot_ep_kochi_koumon|こちら彼女、校門前。]]| </WRAP> </WRAP>