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[ギャルサーの姫] 桜井のりお先生の読み切り漫画『ギャルサーの姫』について

ギャルサーの姫

あらすじ

月刊少年チャンピオン2015年9月号「夏のヤンキーギャグ祭り!!」に掲載された読切作品。
舞台はとあるヤンキー系高校。他愛ない話をするギャルたちに、一見大人しそうなルックスの小泉ちゃんが声を掛けてくる。小泉ちゃんはパッパラパーなこの高校における知恵袋的存在として、ギャルたちに一目置かれていたのである。しかしアホが伝染るからと先生に連れ去られてしまった小泉ちゃん。その先で自分に似た地味な子たちから、自分もギャル扱いされていたと知って舞い上がる小泉ちゃんであった。

構成

作者キャッチ

『みつどもえ』第①~⑮巻が
大好評発売中なんですよ。

アオリ文①

のりお先生が描く
女子高生ギャルとは…!?

アオリ文②

★完全新作で月チャンに再び襲来!!
なんと初の女子高生を描いたぞ!!

オクリ文

嬉しいお年頃。

ピックアップ

小泉ちゃん(小泉ちえり)

本作の主人公。触覚の長い黒髪ぱっつんの髪型と、大きなジト目が特徴的な女の子。後ろはお下げにしている。仲の良いギャルたちと比べると明らかに真面目っぽい陰キャなのだが、その賢そうな言動からギャルたちからは「知恵の泉」「森の賢者」「ブレーン」と持て囃されていた。本人的にはギャルサイドの人間でいたいようで、アホが伝染るからと先生に無理矢理引き離された時には明らかに不満そうな表情をしていた。一方で他の真面目系女子たちに「ギャルの人」と言われたのを耳にして1)、嬉しさのあまりついイキってしまっていた。なおフルネームは続編にあたるギャルサーの姫と秘密の答案で判明したもの。

ギャルたち

茶髪ロングヘアのヤンキー系ギャルと、シュシュで髪を結んだ金髪ギャルの2人組。小泉ちゃんと仲が良い。ふたりとも紛うことなきパッパラギャルなのだが、前者の子は小泉ちゃんのお釣りに関する話もすぐに理解しており、なにげに地頭が良い(そのことは続編でも分かる)。また「森の賢者」→「ゴリラ」というツッコミがすぐに出てくるあたり、意外とそのインテリジェンスも侮れなかったり?

その他の登場人物

小泉ちゃんをギャルから引き離した先生。前髪を分けて後ろをシニヨンにしている。このお節介が微妙に押しつけがましい体育教師系のキャラは、のりお先生の作品では割と同類を見掛ける2)。また小泉ちゃんと同じく進学を考えている真面目女子の2人組(村瀬さん・高田さん)は「青虫ペダル」のファンらしく、そういう点でもアニメをよく見ているという小泉ちゃんと同類であったようだ。

関連項目

ギャルサーの姫と秘密の答案

本作の続編にあたる読切作品。

コミックナタリー(「それいけアラキタくん」月チャンに半年ぶり帰還!「クローズ」名鑑も)

本作が掲載された「夏のヤンキーギャグ祭り!!」の紹介記事。1ページ目の画像が掲載されている。

分類
作品名その他の作品
カテゴリ読切作品・短編
作品データ
タイトル

ぎゃるさーのひめ

ギャルサーの姫

掲載号月刊少年チャンピオン
2015年9月号(2015.08.06)
収録巻未収録
ページ数4
前作品半開きさん
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1)
腕のアクセサリ、開けた襟のボタン、ひざ上のスカート、学校指定外の靴下とささやかなギャルっぷりではあったが。
2)
「みつどもえ」の宮下鴨橋オリオンズの監督、「僕の心のヤバイやつ」の守屋など。