[こちら彼女、机の下。] 桜井のりお先生の読み切り漫画『こちら彼女、机の下。』について
こちら彼女、机の下。
あらすじ
「元祖!浦安鉄筋家族増刊プラス1」(2005.08.16)に掲載された読切作品。単行本には未収録である。
2年前の読切作品『こちら彼女、校門前。』の続編にあたるが、本作は「~校門前」とは異なりサイレント作品ではなく、普通に台詞のある漫画となっている。絵柄的にはそれまでの作品と比べてかなり線がすっきりとしており、キャラも可愛らしいものとなっている。
またしても遅刻しそうになった小田切風華は彼氏と一緒に学校に駆け込んでくるが、既に授業が始まっていた。そこで風華はこっそりと教室に忍び込むことに。目障りなクラスメイトを攻撃しつつも、机の下をくぐり抜けながら自席を目指す風華。しかし予想外の事態が起こり、机と椅子の間に挟まったまま身動きが取れず廊下まで運ばれていってしまう。そして放屁が直撃して失神した風華が目を覚ますと…。
構成
作者キャッチ
帰ってきたギャグ・ビースト
アオリ文(柱)
覚えてます?この子、2年前のギャグ増刊で校門にはさまってました…!!
アオリ文
伝説のギャグ、
ここに復活!!
ここに復活!!
オクリ文(柱)
桜井のりお先生は
週刊少年チャンピオン
にて連載準備中!!
お楽しみに♡
週刊少年チャンピオン
にて連載準備中!!
お楽しみに♡
作者コメント(柱)
麦茶片手にこの増刊号読むのが夏の醍醐味です。仕事しろよ!!
ピックアップ
掲載のタイミング
本作が発表された2005年8月というのは『子供学級』の連載が終了した2005年5月と、『みつどもえ』の連載が始まる2006年3月の間、言わばのりお先生が雌伏していた時期にあたる。なおオクリ文には「週刊少年チャンピオンで連載準備中」と書かれているが、これは『みつどもえ』のことではない1)。
関連項目
本作の前編にあたる読切作品。
作品データ | |
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タイトル | こちらかのじょ、つくえのした。 こちら彼女、机の下。 |
掲載号 | 週刊少年チャンピオン 2005年9月25日増刊号(2005.08.16) |
収録巻 | 未収録 |
ページ数 | 12 |
前作品 | こちら彼女、校門前。 |
次作品 | 半開きさん |
1)
「月刊サイタマニア」(2010.05.30)のインタビューにて、「みつどもえ」の前に内定していた作品がなかったことになったと語られている。